
Googleから「ページのインデックス登録に関する新しい問題が見つかりました」というメールが届いた。サーチコンソールを開くと、「登録されていません」のページが何十件、何百件と並んでいる。
見た瞬間、「ホームページが検索に出なくなっているのでは」と不安になると思います。ですが、この一覧の大半は、直さなくてよいものです。Googleのヘルプ自身が「サイトのすべての URL がインデックスに登録されるわけではありません」と書いています。
この記事では、一覧に並ぶ表示を「放っておいてよいもの」と「見たほうがよいもの」に仕分けします。表示の名前ごとに直し方を覚える必要はありません。見るところは、ほぼ1か所です。
【結論】インデックス未登録で直すのは「検索に出てほしいページ」が入っているときだけ
最初に答えを表にします。左の列は、サーチコンソールの「ページ」レポートで「ページがインデックスに登録されなかった理由」として出てくる表示です。
| 表示 | どういう状態か | 対応 |
|---|---|---|
| ページにリダイレクトがあります | そのURLは別のURLへ転送されている。転送先が評価される | 放っておいてよい |
| 代替ページ(適切な canonical タグあり) | 同じ内容の正式なページが別にあり、その指定が正しく効いている | 放っておいてよい |
| 重複しています。ユーザーにより、正規ページとして選択されていません | 似たページの中から、Googleが別のURLを代表に選んだ | 原則、放っておいてよい |
| 見つかりませんでした(404) | そのURLにページが無い | 自分で消したページなら放っておいてよい |
| URL に noindex が指定されています | 「検索に載せないで」という指定が付いている | 載せたいページが入っていたら直す |
| クロール済み – インデックス未登録 | Googleは読んだが、今は載せないと判断した | 載せたいページが入っていたら見直す |
| 検出 – インデックス未登録 | URLは知っているが、まだ読みに来ていない | 新しいページならしばらく待つ |
| ソフト404 | ページが無いのに「ある」と返している | 直す(件数は少ないことが多い) |
つまり、見るべきは「どの表示か」より「どのページが入っているか」です。トップページ、サービス紹介、料金、会社案内、お問い合わせ、読んでほしい記事。こうした検索に出てほしいページが一覧に入っていなければ、件数が何百件あっても慌てる必要はありません。
WordPressのサイトでは「載せなくていいURL」が自然に何十件も出る
件数が多くて驚くのは、WordPressが1つのページに対して、別の入り口のURLをいくつも自動で作るからです。たとえば次のようなものです。
- 記事ごとの「/feed/」… 更新情報を配信するためのURL。人が読むページではありません
- 「?p=123」の形の短いURL… 正式なURLへ転送されるので「リダイレクトがあります」に入ります
- 「http://」や「www」の付いた古い入り口… https や正式な表記へ転送されていれば、同じく「リダイレクト」です
- 画像ごとの「添付ファイルのページ」… 古くから動いているサイトでは、画像1枚ごとにページが作られていることがあります
- タグ・カテゴリー・日付ごとの一覧… 中身が記事一覧と重なるため、Googleが代表を別に選ぶことがあります
これらが「登録されていません」に入るのは、Googleが正しく仕分けているということです。むしろ、これらまで全部検索に出ているほうが、同じ内容のページが散らばって困ります。

「登録されていません」が
何十件もあって不安です

件数より中身を見てください。
/feed/ や転送のURLのように、載らなくて正しいものがたくさん混ざっています。
放っておいてよい表示は、Googleが「意図どおり」と書いているもの
「ページにリダイレクトがあります」は、転送が効いている印
転送元のURLは検索に出ず、転送先のページが代わりに評価されます。サイトを https にしたとき、URLを整理したときに出るのは正常です。転送先のページが「登録済み」になっていれば問題ありません。
「代替ページ(適切な canonical タグあり)」は、対処不要と公式に書かれている
「canonical」は「このページの正式な版はあちらです」という指定です。Googleのヘルプには、この表示について「これ以上の対処は必要ありません」とあります(Search Console ヘルプ「ページのインデックス登録レポート」)。
「重複しています。ユーザーにより、正規ページとして選択されていません」も多くは正常
似たページが複数あるとき、Googleはその中から1つを代表に選びます。選ばれなかったほうがここに入ります。ヘルプでも「これはエラーではなく、意図したとおりに機能しています」と説明されています。
見直すのは、代表に選ばれたURLのほうが間違っているときだけです(たとえば、正式なサービスページではなく、そのページの印刷用URLが選ばれている、など)。
「見つかりませんでした(404)」は、消したページなら問題ない
閉じたキャンペーンのページや、削除した記事が残っているだけなら、そのままで構いません。困るのは、URLを変えて移したページが404になっているときです。この場合は、古いURLから新しいURLへ転送(301リダイレクト)を設定します。外部のサイトや名刺のQRコードから古いURLへ来た人が、行き止まりになるのを防ぐためです。
見たほうがよい表示は2つ。どちらも「載せたいページ」が入っているときだけ
「URL に noindex が指定されています」に大事なページがあれば、設定ミスを疑う
noindex は「検索に載せないで」という指定です。会員向けページや送信完了ページに付いているなら正常です。トップページやサービスページが入っていたら、どこかの設定が残っています。
WordPressでよくあるのは、制作中に入れた「設定」→「表示設定」の「検索エンジンでの表示」のチェックが、公開後も外れていないケースです。ここにチェックが入っていると、サイト全体が検索から外れます。SEO用のプラグインで、ページごとに noindex が付いていることもあります。
「クロール済み – インデックス未登録」に読んでほしい記事があれば、中身を見直す
Googleがページを読んだうえで、今は載せないと判断した状態です。ヘルプには、将来登録される可能性があること、そして「この URL のクロールのリクエストを再送信する必要はありません」と書かれています。何度も「インデックス登録をリクエスト」を押しても、判断の材料は変わりません。
大事なページがここに入っていたら、次の順で見直します。
- 同じ話を書いたページが他に無いか。近い内容の記事が2本あるなら、1本にまとめて、もう1本から転送するのがいちばん効きます
- そのページにしか無い情報があるか。どこにでも書いてある説明だけなら、自社の事例・料金の考え方・実際の手順など、自社にしか書けない部分を足します
- サイトの中から、そのページへのリンクがあるか。どこからもリンクされていないページは、Googleから見ても重要度が分かりません。関連するページから1〜2本つなぎます
- 載せる必要が無いページなら、そのままにする。古いお知らせや、役目を終えたページなら、未登録のままで困りません
なお、「検出 – インデックス未登録」は、Googleがまだ読みに来ていない段階です。公開したばかりのページなら、しばらく待てば進むことが多い表示です。
確認の手順:月に1回、5分で「載せたいページ」だけを見る

- サーチコンソールを開き、左のメニューの「インデックス作成」→「ページ」を開く
- 下のほうの「ページがインデックスに登録されなかった理由」の表を見る
- 「URL に noindex が指定されています」と「クロール済み – インデックス未登録」だけを順にクリックし、並んだURLを眺める
- その中にトップ・サービス・料金・会社案内・お問い合わせ・読んでほしい記事があるかだけを確かめる
- 無ければ、今月は終わり。あれば、上の見直しの手順へ進む
大事なページが今ちゃんと検索に出ているかを1件ずつ確かめたいときは、上の検索窓にそのページのURLを入れると「URLは Google に登録されています」かどうかが表示されます。
サーチコンソールのインデックス未登録についてよくある質問
「新しい問題が見つかりました」というメールが毎月のように来ます。危ないのでしょうか?
メールは、一覧に新しいURLが加わったことを知らせているだけです。中身が /feed/ や転送のURLなら、対応は要りません。上の手順で「載せたいページ」が入っていないかだけ確かめてください。
登録されていないページの件数が、登録済みより多いです。おかしくないですか?
WordPressのサイトでは珍しくありません。1つの記事に対して、フィードや転送用のURLがいくつも作られるためです。件数の比率ではなく、大事なページが「登録済み」側にあるかで判断してください。
全部「登録済み」にするには、どうすればいいですか?
目指さなくて大丈夫です。Googleのヘルプにも「インデックス登録されていない URL でも問題ありません」とあります。載せたいページが載っていれば、それで十分です。
【まとめ】件数ではなく、中身を1回だけ見る
- 「登録されていません」の大半は、WordPressが自動で作るURLや転送で、直さなくてよい
- 見るのは「noindex」と「クロール済み – インデックス未登録」の2つだけ
- その中に検索に出てほしいページがあるときだけ、設定か中身を見直す
- 「インデックス登録をリクエスト」を何度も押しても、判断は変わらない
一覧を開いてみたものの、どれが大事なページなのか判断がつかない、noindex がどこで付いているのか分からない、という場合はご相談ください。ホームページ診断で、サーチコンソールの表示も含めて、直すべきところと放っておいてよいところを分けてご報告します。
はじめてのご相談は無料です。ホームページの無料相談をする/まずは自分で点検してみる
参考資料
この記事は2026年10月15日時点で公開されている情報をもとに作成しています。
同じことでお困りでしたら
記事のとおりに進めるのが難しいときは、次のご相談で承っています。
- 検索まわりのご相談検索で見つけてもらえない、記事を書いても反応がない。いまの状態を確かめ、直せるところから手を入れます。
- ホームページ診断速度・SEO・セキュリティ・運用状態を点検し、いま直すべきことと後回しでよいことを分けてご報告します。
どれにあたるか分からないときは、ホームページの自己点検(15の質問・2分)で、いまの状態からお確かめいただけます。



