
「今のホームページを別の会社に移したいけれど、引っ越したら検索から消えてしまうのではないか」
これは、実際によく起きる事故です。
今回は、結婚相談所のホームページを古いCMSからWordPressへ移し、ドメインの移管まで含めてお引き受けした事例をご紹介します。
( ※社名はご要望により掲載しておりません。)
クライアントの課題
ご相談をいただいた時点では、次のような状態でした。
- メジャーではないCMSで作られていたため、ご自身では文章の修正が難しくマニュアルも豊富ではない
- 更新のたびにCMSに対応できる制作会社へ依頼が必要で、費用も時間もかかる
- 作り直したいが、いま検索から来ているお客様が失われるのが怖い
最後の点が、一番の障害でした。
ホームページの引っ越しは、やり方を間違えると、それまで検索で上位にあったページが数週間で見つからなくなります。
ホームページの引っ越しで、何が起きるのか
検索エンジンは、ページを「住所(URL)」で覚えています。作り直すとURLの形が変わることが多く、そのままにしておくと、これまで評価されていた住所が消えた状態になります。
お客様から見れば「前は検索して出てきたのに、出てこなくなった」。中では、こういうことが起きています。
- 古いURLに人が来ても、ページが見つからない(404)
- 検索エンジンが積み上げてきた評価が、新しいページへ引き継がれない
- 他のサイトから貼られていたリンクが、すべて切れる
逆に言えば、古い住所から新しい住所へ、1ページずつ正しく転送してあげれば防げます。手間はかかりますが、難しい話ではありません。
当方が行ったこと
1. 現在のURLをすべて洗い出す
作り始める前に、いま公開されているページを一覧にしました。ここを省いて「主要なページだけ」で進めると、必ず取りこぼしが出ます。
2. WordPressへ移し、ご自身で直せる状態にする
更新のたびに依頼が必要な状態から抜け出していただくため、WordPressで構築し直しました。文章と写真は管理画面から差し替えられます。
3. 古いURLから新しいURLへ、1本ずつ転送を設定する
洗い出した一覧をもとに、301リダイレクト(恒久的な転送)を設定しました。古いURLで来た方も、検索エンジンも、新しいページへ自動的に案内されます。この作業が、引っ越しで順位を守る中心です。
4. ドメインの移管手続き
ドメイン(サイトの住所そのもの)の移管も、こちらで手続きを進めました。順序を誤るとサイトが表示されない時間が生まれるため、切り替えのタイミングを設計した上で実施しています。
5. 移行後のSEO
移し終えたあとに、どんな言葉で探されているかを整理し、そのお客様に向けたページを整えました。大きな言葉で正面から戦うのではなく、お客様の条件を絞り込んだ言葉を軸にしています。
結果
移管後の現在も、条件を絞り込んだ複数の複合キーワードで検索1ページ目の上位に表示されています。もっとも良いもので複数の2語キーワードで検索2位に表示されています。(2026年8月時点・自社調べ)。
大手が並ぶ大きな言葉を正面から狙わなくても、お客様の条件に沿った言葉であれば、小さな会社でも上位を取れます。今回はそれが形になった事例です。
制作概要
- クライアント: 非公開(ご要望により社名非掲載)
- 業種: 結婚相談所
- 制作内容: 他社CMSからWordPressへの移管とリニューアル
- 対応範囲: 現行URLの棚卸し/WordPress構築/301リダイレクト設計/ドメイン移管手続き/移行後のSEO
- 成果: 移管後の現在も、複数の複合キーワードで検索1ページ目の上位(最上位は2位。2026年8月時点・自社調べ)
この制作実績が参考になる方
- いまの制作会社を変えたいが、サイトの引っ越しが不安な方
- 古いCMSで作られていて、自分では文章を直せない方
- 作り直したいが、検索からの問い合わせが減るのが怖い方
- ドメインの移管手続きを、誰に頼めばいいか分からない方
ホームページの引っ越しをお考えでしたら
引っ越しで順位が落ちるかどうかは、作り直す前の段取りでほぼ決まります。すでに別の会社で話が進んでいる場合でも、「転送の設計はどうなっていますか」と一言確認するだけで防げる事故があります。
いまのホームページがどういう状態か、調べるだけのご相談も承っています。
\現状の調査だけでも承ります/



