
※本記事はプロモーション(広告)を含みます。
2026年11月4日時点の情報です。
いきなり結論から言います。
ConoHa WINGやお名前.comを利用している方は、今日あわてて解約する必要はありません。
ただし私は、ConoHa WINGを使っているサイトを移すことに決めました。
決め手は今話題になっているセキュリティ事故やGMOの会見ではありません。
契約者として「情報セキュリティの認証を持っているか」を質問しても、答えが返ってこなかったことです。
GMOが2017年に取得を公表した認証が今どうなっているのか、GMOの回答からは確かめられなかったのが理由です
【まとめ】11月4日時点で分かっていること
- 2026年は、ConoHa WING(9月)とお名前.com デスクトップクラウド(10月)で、別々に不正アクセスが公表された
- 11月2日の会見で、グループ会社の専門家による事前の指摘を「サービスの運営において生かすことができなかった」と認めた
- GMOは2017年に、ISO 27001の認証(IS 666319)の取得を公表している。それが今も有効かは、GMOの回答からは確かめられなかった
- ConoHaに今の認証の有無を尋ねたが、「公開情報以上の詳細な確認および回答は致しかねます」という回答だった
- ConoHa WINGのPHPの脆弱性は、10月22日に修正完了と公表済み。「今すぐ危ない」とは言えない
GMOは何の会社?→お名前.comもConoHaも「GMOインターネット」が運営
ドメインのお名前.com、レンタルサーバーのConoHa WINGは、どちらもGMOインターネット株式会社のサービスです。親会社はGMOインターネットグループ株式会社で、光回線や決済、銀行、証券など、グループには多くの会社があります。
歴史は古く、1991年に株式会社ボイスメディアを創業。1995年に「インターキュー」へ社名を変え、2001年に「Global Media Online(グローバルメディアオンライン)」、2005年に「GMOインターネット」となりました。
私は以前、ConoHa VPSでビットコインなど自動売買のプログラムを開発・動作していたことがあり、応答の速さに助けられたことがあります。
なので、GMOが嫌いで書いている記事ではありません。
2026年の不正アクセスは2件。ConoHa WINGとお名前.comの件は別もの
ニュースではGMO一緒くたにされがちですが、対象のサービスも時期も違います。
| ConoHa WING | お名前.com デスクトップクラウド | |
|---|---|---|
| 公表 | 9月20日 | 10月21日から続報 |
| 何が起きた | 一部のWebサーバー領域に不正なプログラムが置かれた(9月3日開始、16日検知、18日排除) | FX用のクラウド上のパソコンが侵入され、保存された口座のログイン情報が盗まれ、不正な取引に使われた |
| 対象 | 426アカウント。会員・契約・支払い情報は別の環境で、漏えいなしと説明 | 影響の可能性があるサーバーは26,739件。顧客情報の持ち出しを確認 |
ConoHa WINGの件の対象の方には、メールで個別に連絡が届いています。届いていなければ、対象外とGMOは説明しています。お名前.comの件の経過はお名前.comの情報流出の記事にまとめています。
※なおConoHa WINGは、10月24日13時40分から、緊急メンテナンスのため新規の申し込みを一時停止すると告知しました。終了は「未定」とされ、11月4日時点のお知らせ一覧に、再開の告知は見当たりませんでした
11月2日の会見で分かったこと→「事前の指摘を生かせなかった」と認めた
会見は、お名前.com デスクトップクラウドの件についてのものです。報道によると、要点は次のとおりです。
- 2024年に、グループ会社のGMOサイバーセキュリティ byイエラエが問題を指摘していた。その一部は対応されず、経営陣まで伝わっていなかった(ITmedia)
- 攻撃者は8月5日に顧客向けのサーバーへ侵入し、8月17日には管理サーバーへ入った。気づいたのは10月20日で、約2か月、検知できなかった(ITmedia)
- 熊谷正寿代表は、事件後のSNSの投稿について「被害に遭われた方のお気持ちへの配慮が欠けておりました」と謝罪した(ITmedia NEWS)
- 同じ日に、役員4名の報酬の減額を公表。発生前の経緯は「今後検証を行ってまいります」としている(GMOの適時開示)
(会見を見ていて気になったこともありますが)会見を開かずに文書だけで済ませる会社も多い中、会見を開いて事前の指摘を生かせなかったと認めたことは、評価できると思っています。
良いところは良い、良くないところは良くない、で見ています。

うちはFXなんてしていないしホームページを置いているだけだから、関係ないですよね?

直接的な被害の面では、そのとおりです。
ただ、指摘を受けても届かなかった、というのは会社の仕組みの話と思っています。
同じ会社にサイトを預けている以上、無関係とは言い切れません。
ConoHaにISO 27001の認証を確認したが、認証の有無を答えなかった
ISO 27001(ISMS)は、会社が情報を守る仕組みを決めて、きちんと回しているかを、第三者の認証機関が審査する国際規格です。
個人的には、サーバー会社を選ぶとき、外から確かめられる数少ない目安と思っています。
2017年、GMOは認証の取得を公表していた
GMOは2017年5月18日、BSIグループジャパンによる認証(登録番号 IS 666319)の取得を公表しています。
範囲は「企業向けクラウドサービスの営業・企画・開発・運用」でした。
ConoHa WINGが範囲に入っていたかは、この発表からは分かりません。
ConoHaの回答は「公開情報以上の詳細な確認および回答は致しかねます」
そのため私は、10月下旬、ConoHaのお客様センターに、今の認証の有無と、ConoHa WINGが範囲に入るかを尋ねました。
が、ConoHaからの回答としては
「公開情報以上の詳細な確認および回答は致しかねます」といったような回答でした。
聞いたのは、監査の中身ではなく「外から確認できる認証を持っているか、いないか」です。
同じ日に質問し直しましたが、11月4日時点で、受付の連絡しか届いていません。
結局発行元のBSIに照会し、回答をいただいた
認証を出した側のBSIグループジャパンにも照会し、回答はいただきました。
ただし、BSIとのやり取りの内容は公開しません。
本来、契約者が知りたいことは、サービスを提供している会社が答えればすむ話です。
認証機関に手間をかけさせる質問ではありません。

言えること・言えないこと
ここは正確に書きます。
言えるのは「GMOは2017年に認証の取得を公表した。それが今も有効か、ConoHa WINGにあてはまる認証が今あるかは、GMOの回答からは確かめられなかった」までです。
「ConoHaは認証を持っていない」とは言えません。ただ持っているか持っていないかも回答がない状況です。
比べると、例えばさくらインターネットは認証番号(ICMS-SR0063)と範囲を自社サイトで公開しています。
持っているなら、番号を見せれば解決する話です。
ちなみに、認証があればセキュリティ事故が起きないわけではありません。会社の姿勢が見えるよ、という話です。
使い続けて大丈夫?→ あわてて解約はしない。でも見直しは始めた方がいい
冒頭にも書きましたが、急いで解約しなくていいです。
理由は4つです。
- ConoHa WINGの件は、対象者に個別に連絡が届いている
- PHPの脆弱性は、10月22日に修正完了と公表されている
- お名前.com デスクトップクラウドの件は、10月28日の時点で、デスクトップクラウド以外のサービスへの影響は確認されていない
- 解約したあとどうするかが決まっていないと、解約とサーバー引っ越しそのものがリスクになる
4つ目が一番大事です。サーバーの引っ越しは、サイトのデータを移すだけではありません。メールやドメインの設定も切り替える作業で、手間も時間もかかります。
どこへ移すのか、何をどの順番で切り替えるのかが分からないまま解約すると、サイトやメールが止まることも普通にあります。
解約は、移転先と引っ越しの手順を決めてから。解約日は、そのあとで十分です。
私が移すのはもっと個人的な話で、何かあったときにちゃんと説明をしてくれる会社に預けたいと思ったからです。
お客様のサイトもお預かりする立場として、現時点ではGMOのサーバーを積極的にはおすすめしにくくなりました。
※これは私の個人的な判断で、すべての方に解約をすすめるものではありません。
私がお客様のサイトの移転先に選んだのは、さくらインターネットです。認証番号(ICMS-SR0063)と範囲を自社サイトで公開していて、確かめられる会社だからです。
料金も公式に明記されています。スタンダードプランは12か月一括で6,600円(月額換算550円)、毎月払いなら660円です(税込。2026年11月4日時点の公式の表示)。
→ さくらのレンタルサーバ(広告のリンクです)
使い続ける方は、次の5つだけ確かめてください。
- ConoHaから、9月の件の個別のメールが届いていないか(迷惑メールのフォルダも)
- 管理画面のパスワードを変え、二段階認証(スマホに届く番号なども求める仕組み)を設定する
- サイトのバックアップを、サーバーの外(手元のパソコンなど)にも持っておく
- 契約の更新日を確かめる。移るなら、更新の前に計画を立てる
- ドメインとサーバーは別に考える。ドメインだけ残して、サーバーだけ移すこともできる

拝見すると、使っていないドメインやサーバーを複数ご契約されていたり、よく分からないサービスに毎月の費用がかかっていたりするケースがよくあります。
システムだけでなく、こうした費用の見直しのご相談も受け付けています。(ご相談は有料ですが、不要な契約を整理できれば、毎月の支払いが減ることもあります)

移すとなると、メールが止まらないかが心配です。

はい、そこが一番の注意点です。
サーバーを移すときは、サイトだけでなくメールの設定も一緒に移します。順番を決めてから切り替えないと、止まる可能性があります。
サーバーの選び方はPHP脆弱性で分かった「任せられる会社」の選び方に書きました。
サーバーの見直しや移転は、保守契約のうえで承ります
私は、更新や脆弱性への対応、サーバーの移転を任せていただくには、月額の保守契約を原則として必須とお願いしています。
保守契約のないサイトの緊急対応も有償でお受けします。
対応が必要になった場合の順番は、保守契約をされているサイトが優先で、多くの場合、保守契約のほうが結果安くなり安全です。
保守が負担なら、PHPを動かさずにすむ静的サイト化も検討してください(料金)。
「うちのサーバーはどこの会社か、そもそも自分のサイトがどうなってるかよく分からない」という段階でもかまいません。

サーバーやサイト内容を拝見すると、使っていないドメインやサーバーを複数ご契約されていたり、よく分からないサービスに毎月の費用がかかっていたりするケースがよくあります。
システムだけでなく、こうした費用の見直しも含めたご相談も受け付けています。
具体的なご相談になると有料になってしまいますが、不要な契約を整理できれば、何もせず毎月の支払いが減らすこともあります。
お問い合わせフォームからご相談ください。(フォームにパスワードは書かないでください!)
よくある質問
お名前.comでドメインを取っているだけです。何かすることはありますか?
お名前.com Naviのパスワードを変えて、二段階認証だけは設定してください。
ドメインは、乗っ取られるとサイトだけではなくメールも止まります。ただ10月28日の時点で、デスクトップクラウド以外のサービスに本件の影響は確認されていない、と発表されています。
ISO 27001の認証がある会社なら安全ですか?
安全の保証にはなりません。認証は「情報を守る仕組みを回しているか」の審査です。
それでも、番号と範囲を公開しているかどうかで姿勢は見えます。
参考にした一次情報
- ConoHa WING:一部収容ホストへの不正アクセスに関するお詫びとお知らせ(2026年9月20日)
- ConoHa WING:新規お申し込み受付の一時停止のお知らせ(2026年10月24日)
- ConoHa WING:PHPの脆弱性への対応完了のお知らせ(終報)
- GMOインターネット:適時開示(2026年10月28日)/役員報酬の減額に関するお知らせ(11月2日)
- Z.com Cloud:ISMS認証取得のお知らせ(2017年5月18日)(表示されない場合はWebアーカイブ)
- さくらインターネット:情報セキュリティへの取り組み
- 報道:ITmedia ビジネスオンライン(11月2日)/ITmedia NEWS(11月2日)
- ConoHa お客様センターからのメールでの回答(私あて。2026年11月2日)
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