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「SSL証明書が64日になる」と聞くと、ホームページの設定を自分で変えなければいけないのか、不安になるかもしれません。レンタルサーバーが無料SSLを自動更新しているなら、通常は証明書を手で入れ直す必要はありません。ただし、自動更新が失敗したときの連絡先と、更新を妨げる設定は確認しておきたいところです。
この記事は2026年10月24日時点の公式発表に基づき、無料SSLの中でもLet’s Encryptを使っているサイトについて説明します。すべての無料SSLが同じ日程で変わるわけではありません。
Let’s Encryptの無料SSLは、2027年2月10日から原則64日になる
Let’s Encryptは2026年10月7日、2027年2月10日以降に新しく発行・更新する標準の証明書を、原則64日間にすると発表しました。今使っている90日の証明書が、その日に突然無効になるわけではありません。次の更新で短い証明書に入れ替わります。2028年2月16日には標準の有効期間を45日にする予定です。Let’s Encryptの公式発表をご確認ください。
別の「2026年は最長200日、2027年は最長100日」という話もあります。こちらは証明書全体に適用される業界の上限です。Let’s Encryptの64日は、その上限とは別に発行元が決めた、より短い有効期間です。2027年3月15日からの「最長100日」より早く64日になるので、二つの数字を混同しないでください。業界の上限はCA/Browser Forumの基準で確認できます。
エックスサーバー・ConoHa WING・さくらの無料SSLにも関係する
「Let’s Encrypt」という名前に覚えがなくても、サーバー会社の「無料独自SSL」を使っている可能性があります。エックスサーバー、ConoHa WING、さくらのレンタルサーバは、公式案内で無料SSLにLet’s Encryptを使うことを示しています。これは各社の該当サービスについての話で、同じ会社のすべての証明書や有料SSLまで一律に指すものではありません。
各社は無料SSLの自動更新を案内しています。ただし、「自動更新」と「必ず成功する」は同じではありません。DNSの変更や転送・アクセス制限の設定などが原因で更新に失敗する例も、サーバー会社自身が説明しています。短くなったことだけで直ちに危険になるわけではありませんが、失敗に気づける状態かを確かめる価値があります。

自分のホームページで確認するのは三つ。証明書の日数だけで判断しない
「今の証明書が約90日だから自動更新で安心」とは言い切れません。証明書の有効期間から、次も更新できるかどうかは分からないためです。契約中のサーバー管理画面や案内メールで、次の順番に見てください。
① SSLの発行元と、更新の担当者を確認する
サーバー管理画面の「SSL」「証明書」などの欄で、無料SSL・Let’s Encrypt・自動更新の表示を探します。有料SSLや、制作会社が手で取得した証明書を使っているなら、その契約と更新担当者を確認します。管理画面の場所が分からない場合は、まずサーバー会社名と契約者を調べてください。ブラウザに出る有効期限だけでは、更新担当者は特定できません。
② 自動更新が失敗したときのメールを、誰が受け取るか確認する
エックスサーバー・ConoHa WING・さくらのレンタルサーバは、無料SSLの更新に失敗した場合の案内をそれぞれ掲載しています。契約時の登録メールが退職者のものだったり、制作会社だけに届いたりすると、運営者が失敗に気づけません。管理画面の登録メールアドレスを確認し、届く人と対処する人を決めます。
なお、Let’s Encrypt自身は2025年に証明書の期限通知メールを終了しました。「発行元から連絡が来るはず」とは考えず、契約先のサーバー会社の通知と、自社の確認方法を把握します。Let’s Encryptの案内
③ DNSや転送を変えた後、更新エラーが出ていないか確認する
サーバー会社は、証明書の更新時にそのドメインを使ってよいか確かめます。ConoHa WINGは、ネームサーバーやAレコードが想定と違う場合、アクセス制限や転送設定がある場合などを失敗例として挙げています。エックスサーバーもDNSや転送設定が原因になる場合を案内しています。サイトの引っ越し、Cloudflareなどの導入、転送設定の変更をした後は、今表示できているかだけでなく、次の証明書更新が通る設定かを確認してください。ConoHa WINGの更新案内/エックスサーバーの更新案内

無料SSLって、
サーバー会社が全部更新してくれるんですよね?

多くはサーバー会社が自動で更新します。
ただ、更新に失敗したときの知らせが誰に届くかだけは、ご自身で確かめておくと安心です。
更新エラーが届いたら、まず契約先の案内を確認する
更新エラーのメールが来たら、対象ドメインと期限を管理画面で確認し、契約先が示す原因と手順を見ます。期限が迫っているときにDNSや転送設定を手探りで変えると、サイトやメールが別の場所へ向くおそれがあります。作業に自信がなければ、サーバー会社か保守担当へ状況を伝えてください。
すでに訪問者に証明書の警告が出ている場合は、サイトのURLと警告の内容を添えてご相談ください。当方では原因の調査と修正を承ります。緊急対応は保守契約中のサイトを優先し、契約のないサイトのスポット対応も有償で承ります。今後の更新を継続して任せたい場合は、保守の内容と費用をご確認ください。
サーバーを選び直すなら、無料SSLの更新方法と失敗時の案内を見る
今のサーバーが無料SSLを自動更新していて、更新エラーの連絡先も正しいなら、64日への変更だけを理由に乗り換える必要はありません。更新の担当者がいない、設定上の問題を解消できないなど、サーバーを選び直す事情がある場合は、無料SSLの発行元、自動更新の方法、失敗時の通知、サポート範囲を比較してください。
参考候補として、エックスサーバーは公式FAQでLet’s Encryptと更新の対応を明記しています。当サイトの公開先でもあるConoHa WINGは、無料SSLの自動更新と失敗時の確認事項を公開しています。どちらも契約前に、ご自身のドメイン設定と今後の64日証明書への対応案内を最新の公式情報で確かめてください。乗り換えにはサイトとメールの移行作業も伴います。

64日になるなら、
サーバーを替えたほうがいい?

まずは今の契約先で自動更新されているかを確かめましょう。
それで問題なければ、引っ越す必要はありません。
まとめ:無料SSLの利用者は、更新担当と失敗時の連絡先を確かめる
Let’s Encryptの標準の証明書は、2027年2月10日以降に発行・更新される分から原則64日になります。今の証明書がその日に失効するわけではありません。サーバー会社が自動更新しているなら、利用者が証明書を毎回入れ直す必要は通常ありません。今日やることは、契約中のSSLの種類、更新担当者、失敗通知の宛先を確認することです。
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